最後のピースに火をつけろ
飛騨在住 ゲストハウス”village" 百姓アナーキスト 牧島竜也の日記


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灯学園(あかりがくえん) 概要
学校を始めるので生徒を募集します。
説明会なども開いて、7~9月頃には開校したいと思っていますが、興味のある方は、気軽に直接連絡下さい。
以下の内容については、変更や追加事項などがあったら随時更新するので、時々チェックしてみて下さい。 





灯学園(あかりがくえん)

 

 

生き方を創造する学校

 

基本理念は、子ども達を信頼し、自主性を尊重すると言う事、何よりも大切なのは、子ども達が幸せであると言う事です。

幅広い年齢の子ども達とスタッフが一緒にミーティングを重ね、協力し合って運営をしていく事によって、共に生きる事を楽しみ、異なる価値観を理解しながら話し合う力や、自分の思いを形にしていく力を養います。

出来るだけ圧力の無い環境で、好奇心に突き動かされるに任せ、やりたいと思う事があったらまずはとにかく始める事が大切だと考えます。 その中で実際に必要な知識や技術が見えて来ます。 その時に生徒達の必要に応える教えを与え、サポートしたいと思います。

自分の意志で行動出来る力と、多様性を受け入れられる心を育み、それぞれの個性に合った生き方、暮らし方を創造しながら、生きて行くために本当に重要な物を発見する事が出来ればと思います。

大人は自分の知識や価値観を押し付ける事によって、子ども達の興味や無限の可能性を奪ってしまう事が多々ありますが、子ども達は大人の知らない方法で、それぞれの幸せを掴むのかもしれないのです。

大人がしてあげられる最良の事は、それを邪魔しないと言う事なのだと思います。

新しい時代の子ども達が、その創造力で世界を切り拓いてゆくのを見届けてみませんか?

そして、大人も負けずに共に学びましょう。

灯学園は、子どもと親とスタッフが一緒になって創る、かっこよくて、かわいくて、素敵な学校を目指します。

 

 

学びについて

 

カリキュラムやテストはありません。 評価にとらわれず、好きな時に好きなだけ学ぶ事が出来ます。 子ども達が自主的に学びたくなった時に、スタッフも一緒に一番効率の良い方法を探して学び始めます。 基本的には独学と、異学年ミックスの学び合いですが、出来る限りスタッフもサポートします。 子ども達の要望に応じて、必要な場合には学校外部から、専門的な知識のある講師を招きクラスが開かれます。

学び合いに関しては、心理学的な見地からも、とても効果があると言われていています。 誰かの役に立ちたいのは人間の本能です。 お互い学んだ事がしっかり頭に入るだけでなく、頼られ、教える側になる事は自信にも繋がります。 

世界的に見ても、覚える教育ではない考える教育、発想力を育む教育というのが常識になりつつあるようです。 未だに教師の話を聞くだけという授業は、東アジアだけの特殊な物になっているという話も聞きます。 知識やスキルの習得が目標になると、応用や創造性が利かなくなります。 日本でも、社会に上手に適応出来ず、精神的に参ってしまう若者が増えているようですが、それも無関係ではないのかもしれません。 

自発的に学び始める場合には目的がはっきりしています。 大学に行くにしても、ビジネスの世界でも、なぜ自分がそれをやるのかを自分でしっかりと理解して行動するのに慣れていると言う事はとても重要です。 

時間割はほとんどありませんが、体験実習があり、この時間は田植え、稲刈りや家畜の世話、大工仕事などの他、時には様々な分野の専門家を招いて、みんなで一緒に幅広い体験が出来る時間になります。 様々な事に興味を持ち、挑戦し、学び、社会に出る前に挫折も経験し、本当に自分が大切にしたい物を発見する事が出来ればと思います。

灯学園のような学校はまだまだ多くはありませんが、今後、新しい時代の教育の選択肢のひとつとして広まって行く事と信じています。 

なので、学校に行きたくなくなってしまった子が今まで通っていた学校に戻れるようにするための矯正施設ではなく、むしろその子の思いと感受性を尊重し、独自性を伸ばして行く新しい学びの場です。

 

 

運営について

 

子ども達が運営に関わっていくという事も、この学校の特徴です。

子ども達とスタッフで週に一度行なわれる運営に関するミーティングは、実践的な学びの機会にもなります。 そこでは、学校のルールや、予算の使い方、それぞれがやりたい事などを話し合います。 学校内で起きた問題も、そこでみんなで話し合って解決します。

このミーティングの中で子ども達は自分の思いを叶えるために、やりたい事と、それに必要な費用などをみんなに伝えます。 上手にプレゼンして理解を得る事が出来れば、新しいプロジェクトが始まる事になります。

親とスタッフによるミーティングも定期的に行います。 この学校の運営は、親の理解がとても重要になるので、不安に思う事もあると思いますが、じっくり話し合って一緒に解決して行きたいと思います。



展望について

 

灯学園はこれからの学校です。スタッフと、集まって来る子ども達と、その親達によって創られて行きます。 創造は人間の生きる喜びです。

将来的には100人規模の学校を考えているので、校舎も探す必要がありますが、それもみんなで話し合って検討していきたいと思います。

今現在自分が見ている世界がどんな状況であれ、誰にでも、どこへでも、行ける道はあります。 しかし暗闇の中、道が見えずに身動きが取れなくなってしまう人もいます。 そんな時、夜の海を照らし導く灯台のように、灯学園の子ども達が輝いている姿を思い描いています。

 

 

入学について

 

対象年齢は6〜19歳ですが、募集は6〜15歳です。

自分の身の回りの事が自分で出来る事、親子共に学校の方針を理解している事、本人が通いたいと思っている事が条件となります。

入学を希望する方のための説明会や、話し合う機会も設けます。

開校日は月曜日〜木曜日、9:00〜15:30の予定ですが、時間はミーティングによって変更される可能性もあります。

 

入学金 20000円(初年度のみ)

月謝  20000円

 

給食にするか弁当にするかは検討中です。上記の料金は弁当持参で、週1回給食という案の場合です。 教材費などは含まれています。

出席日数に関わらず、退学しない限りは月謝がかかります

 

所在地は高山市国府町宮地ですが、人数が増えたら別の校舎に移る予定です。 

 

 

連絡先 牧島竜也 village) 

      電話  0577 72 3988   携帯 090 8453 0566

     e-mail.  tatsuyamaxima@hotmail.com 

教育を学ぶ旅 後編
 山口のおうちえん見学当日
園舎の2階に泊まらせてもらっていた俺たち
古民家をあつおさんが自分で改修した園舎は楽しいアイディアがいっぱい
2階の一角からは下のキッチンが見下ろせる
こういう狭い所で子供達は大喜びだそう
9時になると、続々と子供達が集まって来る
元気よく挨拶してくれるものの、この人達は誰だという感じになってきて自己紹介が始まる
お父さんとお母さんの名前まで教えてくれる子供達
そうこうしてる間に開園の時間
まずはみんなで歌を歌う
歌いたい歌をみんなに聞いてリクエストがあった歌を順番に全部歌う
その歌の中には子供達みんなで言葉を出し合って作った歌もある
それがすごく良くて朝っぱらからぐっときてしまった
みんなで作った歌が、かなりたくさんあるらしい
歌が終わると、報告したい事がある子が順番に手を挙げて話す
お父さんと釣りに行ったけどゴミしか釣れなかったとか、私はフラが大好きとか
その後は、今日1日やりたい事をひとりひとり順番に聞いて、ホワイトボードに書き出す
あつおさんがみんなの為に釣ってきたアジを焼く炭に火を着ける手伝いをする子達、昼ご飯の準備を手伝って野菜を切る子達、最近流行っているらしいピザ屋さんごっこをする子達、園の敷地の山を探検しに行く子達など
それが決まると、3ヶ月に1度の身長チェック
それぞれの名前が彫ってある雑木に傷を付けていく
何も言わなくてもきれいにぴしっと楽しそうに整列していたのに感心した
玄関の靴もきれいに向きを直して並べられているのだけど、特に教えた訳でもなく、いつからか流行り始めたのだそう
「俺が1番忘れるくらいだよ」とあつおさんは言っていた
身長チェックが終わると、各自それぞれの持ち場へ
時々実際にピザを焼く事が有るらしく、みんなピザの焼き方をよく知っている
大人も手こずる炭の着火
山を探検
炭にしっかり火が着くまでけいどろをやる事に
山を駆け回るのに慣れていない俺たちはすぐにへとへと
転んでけがをするのは大抵大人らしい
料理を手伝う女の子達
そしてお待ちかねの昼ご飯
あつおさんと子供達が作った無農薬の米と野菜とみんなで焼いたアジ
体が喜ぶ昼ご飯
ちなみにあつおさんちの自給用の米は自然農でやっているそうで、あつおさんがたどり着いた川口さん式稲作のポイントを教えてもらった
本当に出来るんだと言う事が分かった(自然農の稲作をさっさと断念した根気の無い俺)
美味しい昼ご飯のあと、園の庭にいるとスタッフのよっこさんから「子供達がありがとうの歌を歌ってあげたいと言っているので」との事
それで歌ってくれたありがとうの歌がもう、なんとも素晴らしくて、涙をこらえながら受け取った
これは俺たちも何かお返ししなくてはと思い、園にあったピアノとウクレレで少し打ち合わせをして、帰りの会の時に“大きなのっぽの古時計”と自分の曲を1曲演奏した
みんなに別れを告げて車に乗り込み、大満足で出発すると少し先の道路脇で待ち伏せしていた子供達とスタッフがみんなで、ありがとうー!と言って笑顔で手を振ってくれた
最後の意表をついたサプライズにもう一発がつんとやられ、この日1日のグッドバイブスの余韻に浸りながらおうちえんを後にした
感じたのは、あつおさんの圧倒的な影響力
出会いを大切にするおもてなしの気持ち
ここでの毎日はあつおさん自身の自給的な暮らしがベースにある
田畑があって、山があって、ヤギと鶏がいて、オーガニックな食がある
価値観を押し付けている訳ではないけど、確実に影響は与えている
これだと思った
やっぱり俺たちが面白く生きている素敵な大人である事が重要なのだ
そして、俺が今までやってきた事
音楽も田んぼや畑も建築も、全てはここに繋がっていたのだと思った
まったく別の新境地に踏み込む訳ではないのだと

「あとはやるだけだよ」とあつおさんは俺たちに言った








| スクール | comments(0) | - | 牧島竜也 |
教育を学ぶ旅 前編
あらゆる所で対立が起きる。
あらゆる所でまた推進派と反対派が揉め事を起こす。
あらゆる所でまた宗教が揉め事を起こす。
あらゆる所でまた親子が、夫婦が、友達同士が、ご近所さんが、思想、容姿、価値観、とにかく自分と違う部分を見つけて揉め事を起こす。
自分と違う部分を受け入れられずにいる。
世の中の全ての争いの原因。
社会というのは人が作っている。
より良い社会は仕組みによって作られるわけではない。
人が変わればその時には社会も仕組みもそれに相応しいものが生まれるのだろう。
何が正しくて、何が間違っているという事じゃあ無い。
長い物に巻かれず、自分の考えで行動し、なおかつ他人を尊重出来る人々から生まれる社会。
そんな社会を俺は生きていたい。
そんな社会のために俺が出来る事があるなら、俺の人生はそれに使いたいと思う。
俺ももっと成長しなければいけない。
長い時間をかけてこびり付いた時代遅れの価値観が未だ時々現れては俺の邪魔をするから。

と、前置きが長くなってしまったけど、そんな事で俺は新しい社会を形成していく今の子供達に古くさい価値観を押しつけず、自由な発想で生きていける環境を作りたいと思った。
そんな中、去年我が家には、小学校に通っていない11歳の少年2人が時々遊びに来ていた。 
軽々しく学校作りたいなんて言っていたものの、いざ子供達と向き合ってみたら、どうするべきなのか分からない事が多々有り、これは自分にとっての学びの機会でもあると言う事を痛感した。
そこで実際すでに始めている人達のやり方を見てみたいと思い、先日学びの場を巡る旅に出たので、その報告というわけ。

かつて一緒に暮らしていて、現在は宮崎に住んでいる友達と兵庫で合流し、まずは三宮サドベリースクールという所に行った。
着いてみると街中の住宅街にある小さな民家だった事にまず驚いた。
外にはこんな看板があった。
西宮サドベリーの名前の由来となったサドベリー・バレー・スクールは40年前、ボストンのサドベリーという所に出来た学校で、最初のデモクラティック・スクールと言われているらしい。
フリースクールに興味を持ち始めてから、よく耳にするようになったデモクラティック(民主的)・スクール、教育理念は100%子供を信頼するという事。
年齢は4歳から19歳まで。 1番の特徴は、子供達によるミーティング。
ここでのルールは子供達自身が決めていて、見せてもらったらかなりたくさんあった。
もちろんそのルールもミーティングで変える事が出来る。 学費の使い方も自分達で決める。
学費を使いたい人はミーティングでプレゼンをして許可をもらう。
ゲーム機を買いたい、サーフィンに行く交通費、韓国語を習いたい、美味しいカレーを研究したいから食べに行くお金を出して欲しいなど様々。
勉強したかったらスタッフと一緒に先生を探す所から始めて、授業料の交渉も自分でやる。  驚いたのは、スタッフの給料(スタッフの要望も聞きながら)や任免もミーティングで決めているという事。
要するに子供達が一緒に運営してる。
好きな時間に来て、好きな時間に食べて、その日何をするかも自分で決める。
最初は暇になってしまう子も多いらしいけど、その中で少しずつやりたい事を見つけていくらしい。
たしかにここで子供達がやっている事は、社会に出た時に役に立ちそうなことばかり。 
とにかく大人は出来るだけ何もやらない。
子供は自然の中で育つべきだとか、どういう物を食べるべきといった大人の価値観も押しつけたくないとの事だった。
ここで育った子供達がどうなっていくのかはとても気になる。
取り入れられそうなアイディアもたくさんあった。
俺は田舎がいいなあと思ったけど。

姫路や岡山では久々に会う友達の家をたずね、それぞれの場所の近況などを聞きつつ、車の中ではああだこうだ教育トークをしながら、次に向かったのは山口県にある、こびとのおうちえん。
園に泊めてもらう事になっていたので、前の晩に到着。
その夜は園長のあつおさんと、夜中まで話し込む。
あつおさんは20代の頃、迷走していた。 生きている理由が分からなくなった。
そんな時、機会があって東アフリカのケニヤに支援活動の手伝いをしに行く事になった。
途中、現地で出会ったケニヤ人の友達が、農繁期で故郷に戻るというので、付いて行く事にした。
その村で過ごした強烈な3週間が人生を変えたとの事だった。
農繁期といっても、畑仕事は午前中で切り上げて、午後からはそれぞれ自分の得意な事を始める。
炭を焼く人、お菓子を作る人、大工仕事をする人。
出来た物はみんなでシェアする。
そこの村にはまだあまりお金も流通していなかったらしい。
子供から老人までみんなが幸せそうで、楽園のように思えたそうだ。
それで、故郷の山口に帰り、食べる物を作る事から始めた。

そんな中、あつおさんは隣町である上関の反原発運動に関わっていく事になる。
カヤックをやるあつおさんは、海上での抗議行動に時々参加していた。
そこでの対立を見ていると、自分は反対派にいたものの、推進派の人の思いも分かり苦しくなった。
大切なのは相手を尊重して共に生きてゆく事だと思った。
それが出来る人が増えなければ世の中は良くならないと思い、保育園を作る事にした。
作る事を決めてからはトントン拍子で場所やらスタッフが決まった。
奇跡的な事がたくさん起きてあっという間だったらしい。
「宇宙はすげえよ」と言っていた

すべて俺と一緒だった。
絶望していた20代。 人生を変えた旅。 反対運動に参加する中で感じた違和感。
そして教育にたどり着いた。
少し先で既に始めている人が目の前にいた。
見学は明日だというのに、嬉しくてその夜はなかなか寝付けなかった。













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