最後のピースに火をつけろ
飛騨在住 ゲストハウス”village" 百姓アナーキスト 牧島竜也の日記


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牧島竜也 & pigs in a straw house ライブツアーのお知らせ
久々に歌いに行きます
前半はマンドリンの上田さんと一緒に、pigs in a straw houseでの演奏です

11月13日(金) 7:30pm−−
   京都・熊野神社 Zac Baran
Charge; ¥1500 
   http://www.secondhouse.co.jp/zacbaran_top.html
坂本純 & Friends(大倉眞一、末松よしみつ)
 Pigs in a straw house(牧島竜也、 上田真寿夫)

坂本純さんは山口県岩国のベテランシンガー
存在がブルース。 かっこいいです。
サポートミュージシャンも強力。
貴重なライブです、ぜひ!



11月14日(土) 12:00−−20:00
  秋のミドリ横丁  投げ銭
   @神戸・岡本 みどりカフェ
    http://midoricafe.jp/workshop/
 坂本純 
 Pigs in a straw house(牧島竜也、 上田真寿夫)

神戸も純さんとやります
いつもお世話になっているミドリカフェですが、今回はライブだけではなく昼間からのイベントです。
店主内田さんとのトークも予定しています
緑の革命家内田さんは前から何かと気になる人
これを機に色々聞ければと思います。



そして後半戦
上田さんは帰るので牧島竜也での演奏です


11月15日(日)  13;00- open
  四国・徳島 ひだまり
(徳島県美馬市脇町字東俣名1042)

参加費:2000yen(ひだまりむすひ新米おむすびつき)

 https://www.facebook.com/events/951662091572547/

恒例のひだまり収穫祭
毎年ドラマティックなイベントとなっています
徳島の山奥にぜひ遊びに来て下さい!

ここからの3本は結構長い付き合いになってきたisa君と一緒


11月17日(火)
  兵庫県 高砂交流舎
    投げ銭

 w/isa


11月18日(水)
滋賀県大津 vivinoba
チャージ 500円 (音楽のチャージは投げ銭です)

w/岡部あきら、西村靖博、isa

ここも毎回とても良くしてくれる大好きな店です
ジャークチキンなどの料理も美味しいです
この日はとにかく上手いギタリスト揃いです

詳細はまた追って更新します
今回も天ぷら油を積みまくって旅に出ます




| ライブ・スケジュール | comments(0) | - | 牧島竜也 |
小さな暮らしのマーケット 2015
 
今年で3回目となる小さな暮らしのマーケット
village毎年恒例のイベントとなりました
これと米作りはだけは毎年続けていこうと、今の所は思っています

2015年6月21日(日) 9:00〜
場所 village 高山市国府町宮地1007
電話 0577−72−3988
入場料などはないので気軽に遊びに来て下さい

今回は第1回にライブペインティングをしてくれた宮下昌也さんが再び絵を描きに来てくれます
6/14〜21まで、高山市内2店舗同時開催の展示をやっているので、そちらもぜひ見に行ってみて下さい
こどものほんやピースランドと、団子&カフェ福太郎でやってます
福太郎には2013年にvillageで描いた絵も展示してあるのでチェックしてみて下さい
写真奥の絵の完成したやつです
宮下さんは、僕が飛騨に来る前、少し千葉県の南房総で暮らしていた時に仲良くなったのですが、先輩として教わる事の多い、とても尊敬出来る人です
千葉にいた時には、一緒にアイリッシュのバンドをやったりもしていて、今でも僕が大好きな、THE BOTHY BANDを教えてくれたのも宮下さんでした
絵もケルト神話を思わせる優しくて力強い世界観です
今回はどんな絵を描いてくれるのか、とても楽しみです


ライブ・ペインティング

宮下昌也


出店

ピースランド(カフェ) あわわ(ビーガンフード&スイーツ)
あかねだま(草木染め小物) ウミワハハ(軽食、お菓子) U-TAN(天然酵母パン)
陰陽洞(自然食品) SAPA(アジアの屋台) rumah & suriya(木工&布小物)
クマ印のどこでもピザ(ピザ) SHINZOU(服飾雑貨) etc…


音楽

半仁門 
ウミワハハ 
pigs in a straw house  
saibais
中神隆夫
ホテル・ニュー・空町 他

| - | comments(0) | - | 牧島竜也 |
灯学園(あかりがくえん) 概要
学校を始めるので生徒を募集します。
説明会なども開いて、7~9月頃には開校したいと思っていますが、興味のある方は、気軽に直接連絡下さい。
以下の内容については、変更や追加事項などがあったら随時更新するので、時々チェックしてみて下さい。 





灯学園(あかりがくえん)

 

 

生き方を創造する学校

 

基本理念は、子ども達を信頼し、自主性を尊重すると言う事、何よりも大切なのは、子ども達が幸せであると言う事です。

幅広い年齢の子ども達とスタッフが一緒にミーティングを重ね、協力し合って運営をしていく事によって、共に生きる事を楽しみ、異なる価値観を理解しながら話し合う力や、自分の思いを形にしていく力を養います。

出来るだけ圧力の無い環境で、好奇心に突き動かされるに任せ、やりたいと思う事があったらまずはとにかく始める事が大切だと考えます。 その中で実際に必要な知識や技術が見えて来ます。 その時に生徒達の必要に応える教えを与え、サポートしたいと思います。

自分の意志で行動出来る力と、多様性を受け入れられる心を育み、それぞれの個性に合った生き方、暮らし方を創造しながら、生きて行くために本当に重要な物を発見する事が出来ればと思います。

大人は自分の知識や価値観を押し付ける事によって、子ども達の興味や無限の可能性を奪ってしまう事が多々ありますが、子ども達は大人の知らない方法で、それぞれの幸せを掴むのかもしれないのです。

大人がしてあげられる最良の事は、それを邪魔しないと言う事なのだと思います。

新しい時代の子ども達が、その創造力で世界を切り拓いてゆくのを見届けてみませんか?

そして、大人も負けずに共に学びましょう。

灯学園は、子どもと親とスタッフが一緒になって創る、かっこよくて、かわいくて、素敵な学校を目指します。

 

 

学びについて

 

カリキュラムやテストはありません。 評価にとらわれず、好きな時に好きなだけ学ぶ事が出来ます。 子ども達が自主的に学びたくなった時に、スタッフも一緒に一番効率の良い方法を探して学び始めます。 基本的には独学と、異学年ミックスの学び合いですが、出来る限りスタッフもサポートします。 子ども達の要望に応じて、必要な場合には学校外部から、専門的な知識のある講師を招きクラスが開かれます。

学び合いに関しては、心理学的な見地からも、とても効果があると言われていています。 誰かの役に立ちたいのは人間の本能です。 お互い学んだ事がしっかり頭に入るだけでなく、頼られ、教える側になる事は自信にも繋がります。 

世界的に見ても、覚える教育ではない考える教育、発想力を育む教育というのが常識になりつつあるようです。 未だに教師の話を聞くだけという授業は、東アジアだけの特殊な物になっているという話も聞きます。 知識やスキルの習得が目標になると、応用や創造性が利かなくなります。 日本でも、社会に上手に適応出来ず、精神的に参ってしまう若者が増えているようですが、それも無関係ではないのかもしれません。 

自発的に学び始める場合には目的がはっきりしています。 大学に行くにしても、ビジネスの世界でも、なぜ自分がそれをやるのかを自分でしっかりと理解して行動するのに慣れていると言う事はとても重要です。 

時間割はほとんどありませんが、体験実習があり、この時間は田植え、稲刈りや家畜の世話、大工仕事などの他、時には様々な分野の専門家を招いて、みんなで一緒に幅広い体験が出来る時間になります。 様々な事に興味を持ち、挑戦し、学び、社会に出る前に挫折も経験し、本当に自分が大切にしたい物を発見する事が出来ればと思います。

灯学園のような学校はまだまだ多くはありませんが、今後、新しい時代の教育の選択肢のひとつとして広まって行く事と信じています。 

なので、学校に行きたくなくなってしまった子が今まで通っていた学校に戻れるようにするための矯正施設ではなく、むしろその子の思いと感受性を尊重し、独自性を伸ばして行く新しい学びの場です。

 

 

運営について

 

子ども達が運営に関わっていくという事も、この学校の特徴です。

子ども達とスタッフで週に一度行なわれる運営に関するミーティングは、実践的な学びの機会にもなります。 そこでは、学校のルールや、予算の使い方、それぞれがやりたい事などを話し合います。 学校内で起きた問題も、そこでみんなで話し合って解決します。

このミーティングの中で子ども達は自分の思いを叶えるために、やりたい事と、それに必要な費用などをみんなに伝えます。 上手にプレゼンして理解を得る事が出来れば、新しいプロジェクトが始まる事になります。

親とスタッフによるミーティングも定期的に行います。 この学校の運営は、親の理解がとても重要になるので、不安に思う事もあると思いますが、じっくり話し合って一緒に解決して行きたいと思います。



展望について

 

灯学園はこれからの学校です。スタッフと、集まって来る子ども達と、その親達によって創られて行きます。 創造は人間の生きる喜びです。

将来的には100人規模の学校を考えているので、校舎も探す必要がありますが、それもみんなで話し合って検討していきたいと思います。

今現在自分が見ている世界がどんな状況であれ、誰にでも、どこへでも、行ける道はあります。 しかし暗闇の中、道が見えずに身動きが取れなくなってしまう人もいます。 そんな時、夜の海を照らし導く灯台のように、灯学園の子ども達が輝いている姿を思い描いています。

 

 

入学について

 

対象年齢は6〜19歳ですが、募集は6〜15歳です。

自分の身の回りの事が自分で出来る事、親子共に学校の方針を理解している事、本人が通いたいと思っている事が条件となります。

入学を希望する方のための説明会や、話し合う機会も設けます。

開校日は月曜日〜木曜日、9:00〜15:30の予定ですが、時間はミーティングによって変更される可能性もあります。

 

入学金 20000円(初年度のみ)

月謝  20000円

 

給食にするか弁当にするかは検討中です。上記の料金は弁当持参で、週1回給食という案の場合です。 教材費などは含まれています。

出席日数に関わらず、退学しない限りは月謝がかかります

 

所在地は高山市国府町宮地ですが、人数が増えたら別の校舎に移る予定です。 

 

 

連絡先 牧島竜也 village) 

      電話  0577 72 3988   携帯 090 8453 0566

     e-mail.  tatsuyamaxima@hotmail.com 

教育を学ぶ旅 後編
 山口のおうちえん見学当日
園舎の2階に泊まらせてもらっていた俺たち
古民家をあつおさんが自分で改修した園舎は楽しいアイディアがいっぱい
2階の一角からは下のキッチンが見下ろせる
こういう狭い所で子供達は大喜びだそう
9時になると、続々と子供達が集まって来る
元気よく挨拶してくれるものの、この人達は誰だという感じになってきて自己紹介が始まる
お父さんとお母さんの名前まで教えてくれる子供達
そうこうしてる間に開園の時間
まずはみんなで歌を歌う
歌いたい歌をみんなに聞いてリクエストがあった歌を順番に全部歌う
その歌の中には子供達みんなで言葉を出し合って作った歌もある
それがすごく良くて朝っぱらからぐっときてしまった
みんなで作った歌が、かなりたくさんあるらしい
歌が終わると、報告したい事がある子が順番に手を挙げて話す
お父さんと釣りに行ったけどゴミしか釣れなかったとか、私はフラが大好きとか
その後は、今日1日やりたい事をひとりひとり順番に聞いて、ホワイトボードに書き出す
あつおさんがみんなの為に釣ってきたアジを焼く炭に火を着ける手伝いをする子達、昼ご飯の準備を手伝って野菜を切る子達、最近流行っているらしいピザ屋さんごっこをする子達、園の敷地の山を探検しに行く子達など
それが決まると、3ヶ月に1度の身長チェック
それぞれの名前が彫ってある雑木に傷を付けていく
何も言わなくてもきれいにぴしっと楽しそうに整列していたのに感心した
玄関の靴もきれいに向きを直して並べられているのだけど、特に教えた訳でもなく、いつからか流行り始めたのだそう
「俺が1番忘れるくらいだよ」とあつおさんは言っていた
身長チェックが終わると、各自それぞれの持ち場へ
時々実際にピザを焼く事が有るらしく、みんなピザの焼き方をよく知っている
大人も手こずる炭の着火
山を探検
炭にしっかり火が着くまでけいどろをやる事に
山を駆け回るのに慣れていない俺たちはすぐにへとへと
転んでけがをするのは大抵大人らしい
料理を手伝う女の子達
そしてお待ちかねの昼ご飯
あつおさんと子供達が作った無農薬の米と野菜とみんなで焼いたアジ
体が喜ぶ昼ご飯
ちなみにあつおさんちの自給用の米は自然農でやっているそうで、あつおさんがたどり着いた川口さん式稲作のポイントを教えてもらった
本当に出来るんだと言う事が分かった(自然農の稲作をさっさと断念した根気の無い俺)
美味しい昼ご飯のあと、園の庭にいるとスタッフのよっこさんから「子供達がありがとうの歌を歌ってあげたいと言っているので」との事
それで歌ってくれたありがとうの歌がもう、なんとも素晴らしくて、涙をこらえながら受け取った
これは俺たちも何かお返ししなくてはと思い、園にあったピアノとウクレレで少し打ち合わせをして、帰りの会の時に“大きなのっぽの古時計”と自分の曲を1曲演奏した
みんなに別れを告げて車に乗り込み、大満足で出発すると少し先の道路脇で待ち伏せしていた子供達とスタッフがみんなで、ありがとうー!と言って笑顔で手を振ってくれた
最後の意表をついたサプライズにもう一発がつんとやられ、この日1日のグッドバイブスの余韻に浸りながらおうちえんを後にした
感じたのは、あつおさんの圧倒的な影響力
出会いを大切にするおもてなしの気持ち
ここでの毎日はあつおさん自身の自給的な暮らしがベースにある
田畑があって、山があって、ヤギと鶏がいて、オーガニックな食がある
価値観を押し付けている訳ではないけど、確実に影響は与えている
これだと思った
やっぱり俺たちが面白く生きている素敵な大人である事が重要なのだ
そして、俺が今までやってきた事
音楽も田んぼや畑も建築も、全てはここに繋がっていたのだと思った
まったく別の新境地に踏み込む訳ではないのだと

「あとはやるだけだよ」とあつおさんは俺たちに言った








| スクール | comments(0) | - | 牧島竜也 |
教育を学ぶ旅 前編
あらゆる所で対立が起きる。
あらゆる所でまた推進派と反対派が揉め事を起こす。
あらゆる所でまた宗教が揉め事を起こす。
あらゆる所でまた親子が、夫婦が、友達同士が、ご近所さんが、思想、容姿、価値観、とにかく自分と違う部分を見つけて揉め事を起こす。
自分と違う部分を受け入れられずにいる。
世の中の全ての争いの原因。
社会というのは人が作っている。
より良い社会は仕組みによって作られるわけではない。
人が変わればその時には社会も仕組みもそれに相応しいものが生まれるのだろう。
何が正しくて、何が間違っているという事じゃあ無い。
長い物に巻かれず、自分の考えで行動し、なおかつ他人を尊重出来る人々から生まれる社会。
そんな社会を俺は生きていたい。
そんな社会のために俺が出来る事があるなら、俺の人生はそれに使いたいと思う。
俺ももっと成長しなければいけない。
長い時間をかけてこびり付いた時代遅れの価値観が未だ時々現れては俺の邪魔をするから。

と、前置きが長くなってしまったけど、そんな事で俺は新しい社会を形成していく今の子供達に古くさい価値観を押しつけず、自由な発想で生きていける環境を作りたいと思った。
そんな中、去年我が家には、小学校に通っていない11歳の少年2人が時々遊びに来ていた。 
軽々しく学校作りたいなんて言っていたものの、いざ子供達と向き合ってみたら、どうするべきなのか分からない事が多々有り、これは自分にとっての学びの機会でもあると言う事を痛感した。
そこで実際すでに始めている人達のやり方を見てみたいと思い、先日学びの場を巡る旅に出たので、その報告というわけ。

かつて一緒に暮らしていて、現在は宮崎に住んでいる友達と兵庫で合流し、まずは三宮サドベリースクールという所に行った。
着いてみると街中の住宅街にある小さな民家だった事にまず驚いた。
外にはこんな看板があった。
西宮サドベリーの名前の由来となったサドベリー・バレー・スクールは40年前、ボストンのサドベリーという所に出来た学校で、最初のデモクラティック・スクールと言われているらしい。
フリースクールに興味を持ち始めてから、よく耳にするようになったデモクラティック(民主的)・スクール、教育理念は100%子供を信頼するという事。
年齢は4歳から19歳まで。 1番の特徴は、子供達によるミーティング。
ここでのルールは子供達自身が決めていて、見せてもらったらかなりたくさんあった。
もちろんそのルールもミーティングで変える事が出来る。 学費の使い方も自分達で決める。
学費を使いたい人はミーティングでプレゼンをして許可をもらう。
ゲーム機を買いたい、サーフィンに行く交通費、韓国語を習いたい、美味しいカレーを研究したいから食べに行くお金を出して欲しいなど様々。
勉強したかったらスタッフと一緒に先生を探す所から始めて、授業料の交渉も自分でやる。  驚いたのは、スタッフの給料(スタッフの要望も聞きながら)や任免もミーティングで決めているという事。
要するに子供達が一緒に運営してる。
好きな時間に来て、好きな時間に食べて、その日何をするかも自分で決める。
最初は暇になってしまう子も多いらしいけど、その中で少しずつやりたい事を見つけていくらしい。
たしかにここで子供達がやっている事は、社会に出た時に役に立ちそうなことばかり。 
とにかく大人は出来るだけ何もやらない。
子供は自然の中で育つべきだとか、どういう物を食べるべきといった大人の価値観も押しつけたくないとの事だった。
ここで育った子供達がどうなっていくのかはとても気になる。
取り入れられそうなアイディアもたくさんあった。
俺は田舎がいいなあと思ったけど。

姫路や岡山では久々に会う友達の家をたずね、それぞれの場所の近況などを聞きつつ、車の中ではああだこうだ教育トークをしながら、次に向かったのは山口県にある、こびとのおうちえん。
園に泊めてもらう事になっていたので、前の晩に到着。
その夜は園長のあつおさんと、夜中まで話し込む。
あつおさんは20代の頃、迷走していた。 生きている理由が分からなくなった。
そんな時、機会があって東アフリカのケニヤに支援活動の手伝いをしに行く事になった。
途中、現地で出会ったケニヤ人の友達が、農繁期で故郷に戻るというので、付いて行く事にした。
その村で過ごした強烈な3週間が人生を変えたとの事だった。
農繁期といっても、畑仕事は午前中で切り上げて、午後からはそれぞれ自分の得意な事を始める。
炭を焼く人、お菓子を作る人、大工仕事をする人。
出来た物はみんなでシェアする。
そこの村にはまだあまりお金も流通していなかったらしい。
子供から老人までみんなが幸せそうで、楽園のように思えたそうだ。
それで、故郷の山口に帰り、食べる物を作る事から始めた。

そんな中、あつおさんは隣町である上関の反原発運動に関わっていく事になる。
カヤックをやるあつおさんは、海上での抗議行動に時々参加していた。
そこでの対立を見ていると、自分は反対派にいたものの、推進派の人の思いも分かり苦しくなった。
大切なのは相手を尊重して共に生きてゆく事だと思った。
それが出来る人が増えなければ世の中は良くならないと思い、保育園を作る事にした。
作る事を決めてからはトントン拍子で場所やらスタッフが決まった。
奇跡的な事がたくさん起きてあっという間だったらしい。
「宇宙はすげえよ」と言っていた

すべて俺と一緒だった。
絶望していた20代。 人生を変えた旅。 反対運動に参加する中で感じた違和感。
そして教育にたどり着いた。
少し先で既に始めている人が目の前にいた。
見学は明日だというのに、嬉しくてその夜はなかなか寝付けなかった。













| スクール | comments(1) | - | 牧島竜也 |
高山エネルギー大作戦2015 参加して来ました
 約1年ぶりの更新になりますが、気が向いたので1・12に高山市文化会館で行われた、高山エネルギー大作戦会議2015の報告。

 エネルギー大作戦は、高山を自然エネルギー日本一のまちにするため、昨年1月に立ち上がったプロジェクトで、面白いのは、この動きの中心になっているのが市長の國島さんだというところ。
 國島さんは、市長としてはいち早く脱原発を唱えた人で、デモにも参加してくれていた。
 俺は1年前の立ち上げイベントには参加せず、その後の動きも全く知らなかったのだけど、自分の小さな暮らしの中での動きとは別の、もう少し大きな取り組みとして、どう展開して行くのかを楽しみにはしていた。
 そんな中、今回参加したきっかけは1枚の写真で、そこに写っていたのは先日の衆議院選挙後、当選した自民党金子議員の横で万歳をする國島さんの姿。
 戸惑った俺は、エネルギー大作戦というプロジェクトについて、もっと詳しく知る必要があると思った。

 当日、少し遅れて会場に入ると、壇上では、地元の事業者たちで構成する、地元部会の人達の紹介をしていた。
 この1年の間に4回、この人達を中心とした検討委員会が会合をして話を進めていたとの事だった。
 それが終わると、まずは第1部として今回のゲスト、自然エネルギーのエキスパートとして有名な飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所所長)のお話。
 内容は、ヨーロッパや日本各地での自然エネルギー事業の例や、現時点での世界各国の自然エネルギーの普及率など。
 数値的な話が多かったので、ここでは詳しく触れません。

 第2部は高山出身のラッパー、ダグフォースが1曲やった後に、今回のテーマでもある「みんなのひとつのカイシャ」のビジョンをつくろう会議と題して、高山市長國島さんが登場し、地元部会の方々も壇上の椅子に腰掛けて並んだ。
 地元部会の方々が順番に、これから進めて行く取り組みのアイディアなどを発表し、國島さんも意気込みを熱く語ったりしていたのだけど、そんな中、俺は時刻が終了時間である16時に近づいている事が気になり始めていた。
 と言うのも、パンフレットなどでは、「代表ではないオール高山」や「みんなのひとつのカイシャ」など、みんなで作るというのをアピールしていたり、第2部は國島市長と高山市のみなさんの会議と書いてあったのに、このままでは何人かの事業者の人達が自分たちのやりたい事を語っただけで終わってしまい、また俺たちの知らないところで会議が進められ1年後に発表されるだけになってしまうのではないかと思ったからだ。
 残り時間20分位のところで会場には画用紙とマジックが配られ、それぞれの思いをひとこと書いて掲げるという事になったのだけど、手応えがなくがっかりしていた俺の画用紙は白紙のままだった。
 すると、司会者が「それでは何人かの方に、紙に書いたメッセージについて話してもらいたいので、書けた人から挙手して下さい。」と言ったので、あせって何を書くのかを考えた。
 よく分からなくて聞きたい事はたくさんあるけど、質問コーナーという感じではないし、他の人達のを見ると、「これからの100年!」とか「脱原発」とか「高山から全国へ」とか、簡潔でポジティブな一言ばかりだし。
 とにかくこのタイミングを逃してはいけないと数秒で考えをまとめて殴り書きしたのは「しがらみの無い動きを望みます。」というメッセージ。
 なんだかいまいちだし字が汚すぎたけど、マイクさえ掴めればと思っていたので、そんな事は気にせずとにかく挙手すると、思いのほか手を挙げている人が少なかったので、2番目に指名してもらえた。

 俺が話した内容はこんな感じの事で、批判的にならないように言葉を選びながら慎重に話した。
 「ここには、『しがらみの無い動きを望みます』と書いてあります。 まず、エネルギー大作戦、今後どう展開していくのか、とても楽しみにしています。 しかし、こういった事をする時に問題になってくるのは、いかに様々なしがらみを断ち切っていくかという事ではないかと思うのです。 例えば先日衆議院議員選挙がありましたが、高山には自民党の金子さんという大きな力を持った人がいます。 國島さんは金子さんと仲が良いそうですが、そういった事は問題にならないのでしょうか。 というのも、自民党政権が向かっている方向と、エネルギー大作戦が向かっている方向はだいぶ違うと思うのですが、そういった中で、國島さんが言っている高山のエネルギーの独立や、外の動きに振り回されないまちという、国の政策とは別の方向を向いた動きを堂々と進めて行く事は可能なのでしょうか? これは國島さんへの質問です、よろしくお願いします。」
 会場も壇上も笑いがおこっている中、國島さんはまず笑いながら「仲が良いというほどではないんですが」と言ったあと、真剣な表情になって話した。
 曖昧に覚えている所は間違いがあるといけないので省略するけど、重要なところはこんな感じ。
 「上から降りて来る事の中には、どうしても断れない事があるのはたしかです。 しかしどんな状況であれ、自分の意見は曲げずにしっかり発言します。」
 会場からは拍手が起こり、僕もその件については國島さんの本気が伝わって来たので満足し、「心強いです。ありがとうございます。」と言って締めくくった。
 俺は國島さんを信じたいと思っているから。
 以前、岐阜県土岐市で行われている核融合の実験について、岐阜県の市長としてどのように考えているかという事を聞きに、日球君と一緒に直接市長室に行った時から、國島さんの事が好きなのだ。
 だからもしうまい事行かなかったとしても、國島さんは頑張ったけど、やっぱりうまくやれなかったんだなと思うだけ。 
 政治なんてこんなもんだとまた思うだけ。
 俺は変わらず日々の暮らしの中で出来る事を続けるだけ。

 ただ結局のところ、エネルギー大作戦については分からない事が多過ぎる。
 ”みんな”が参加出来るのはいつなのだろうか。
 具体的な事業に入る前に、多くの人が参加出来る仕組み作りをしないと、全員参加どころか参加者は減っていく一方だと思う。
 今回参加した人の多くは、自分がこのプロジェクトを一緒に動かしているとは思えなかっただろう。
 協力しようにも、どうしたらいいのかが分かりにくい。
 一般参加者が発言したのは最後の15分。
 俺も含めて3人だけだ。
 と言う訳で、俺は盛り上がったわけでもなく、批判する立場になったわけでもなく、気になる事が多くて、放っておけない感じになってしまった。
 自然エネルギービジネスが間違った方向に動いてしまうのも心配だし。
 エネルギー大作戦に不信感を持って否定的な意見も増えているようだけど、結局のところ、みんなよく分からないのだと思うので、中心になっている人達にも話を聞いて、もう少し探ってみる必要がある。
 噂話だけして足を引っ張ってもしょうがないしね。

最後に俺の反省点。
聞きたい事がたくさんあったのに、律儀に時間を気にして質問を短くしてしまった事。
うまい事流れで、もうひとつ位聞けたかなと。
せっかく掴んだ貴重なチャンスをいかにして生かすか。
とっさの判断力。
そこでばっちり決められるかというのはとても大切な事だと思い、本題とは関係のないところで勉強になりました。
人生の勝負時が来たら待ったなし!
というほど大げさな事でもないけど







| - | comments(0) | - | 牧島竜也 |
天ぷら油カー ゴルフ3編
 先日高山で天ぷら油カーのワークショップが行われました。
今回改造した車はゴルフ3のディーゼル。
ヨーロッパ車は天ぷら油カーに向いているそうです。

天ぷら油でディーゼル車を走らせる方法は2通りあります。
ひとつは油をBDF(バイオディーゼル燃料)に作り替える方法。
この場合、車の改造は必要ありませんが、化学薬品を混ぜたりするので、多少コストがかかります。

もうひとつは、天ぷら油をそのまま使うsvo(ストレートベジタブルオイル)という方法。
廃天ぷら油の場合はwvo(waste vegetable oil)と言ったりもします。
廃天ぷら油をもらいに行く所さえ押さえてあれば、コストはほぼ0ですが、車の改造が必要になります。
それが今回のワークショップです。

そもそもディーゼルエンジンというのは、植物油で走るように開発されたそうで、軽油というのは、石油を植物油に近い状態にした物だそうです。

天ぷら油は軽油に比べて粘度が固いので暖めて柔らかくする必要があります。
簡単に言うと、それだけでオッケーなのです。
重要なのはこの熱交換器。
下の黒いラジエーターホースの熱で、上の透明のホースを流れている天ぷら油を暖めるようにし、そこから油はエンジンに向かいます。

今回の改造は軽油と天ぷら油の2タンク式。
ここで切り替えます。もちろんスイッチは車内に取り付けます。
始動は軽油、エンジンが暖まって来たら天ぷら油に切り替えるようにします。
寒い地域では特にこれは必須です。

熱交換器は手前の方に、切り替えは奥の方にあります。
切り替えとエンジンを近くにするのがひとつポイントです。
軽油と天ぷら油がすぐに入れ替わります。

天ぷら油用の燃料タンクにはこれを使いました。

廃天ぷら油の濾過システム
大したシステムではありませんが重要です。

参加者に最新型クリーンディーゼル搭載の車に乗っている方がいたので、天ぷら油で動かしてみました。 
出力が少し下がるせいもあるとは思いますが、エンジン音はマイルドな感じになります。
ちょっとびびって未使用天ぷら油です。

天ぷら油ストーブ。いかにも手作りな感じの古いストーブ
灯油で使っていた物だとは思いますが、天ぷら油を入れてみたら普通に使えたとの事。
薪も使えます。
左のタンクから送られる油を直接燃やすというシンプルな物。
ただ実は写真では見えませんが、裏側に小さなファンが付いていて、それがないと良く燃えないそうです。
なので、今の所少し電気も使っています。

というわけで、石油価格が高騰中の昨今。
ますます廃天ぷら油の注目度は高まりそうですね。

今回の主催は高山のつぼちゃん&田堀君
先生は長野の小出さん&和歌山の岩本さん
車は田堀君のゴルフ3でした。
ありがとうございました!
| - | comments(0) | - | 牧島竜也 |
10/19,20 ロケットマスヒーター(ヒートベンチ付きロケットストーブ)のワークショップ開催! 
 

小さな暮らし研究所presents. ロケットマスヒーター(ヒートベンチ付きロケットストーブ)のワークショップ

講師に千葉県鴨川市より、上田真寿夫氏を招き、10/19,20の2日間で基本的な構造部分を仕上げます

施行場所は、ゲストハウスvillage飛騨国府の玄関部です

参加費 6000円 (2日間4食付き)

家族割りもあるのでご相談下さい(子供は無料)

宿泊の方、料金は別途ドネーション(募金)制になります

1日目は10時集合。 夕方まで作業して、夜は少しミーティング

2日目は18時までに終了予定 


質問、参加希望などは下記まで気軽に連絡下さい

village 0577−72−3988  携帯(牧島)090−8453−0566

e-mail  village.hida@gmail.com

〒509−4103 岐阜県高山市国府町宮地1007


ヒートベンチ付きロケットストーブの説明はこちらのページが分かりやすいですhttp://bluetailhappiness.ldblog.jp/archives/3419449.html


 以下はイメージです
| 小さな暮らし研究所 | comments(0) | - | 牧島竜也 |
夢とロマンと
 少し前に宮崎駿の『風立ちぬ』を観た
高山ではやってないので、ドライブがてら富山まで観に行った
観終わった後、帰りの車中は複雑な気持ちが渦巻いてた
ただ、確実な俺の思いとしては、全ての人の夢やロマンを尊重したいという事だった
それで、誰も傷付かない世界は有り得るんだろうか

映画に出てくる開発者達は、美しい飛行機を作る事に夢中になっている
みんながその飛行機に乗って、楽しそうに空を飛ぶ世界を思い描いてる
その思いは純粋だ
しかし、まずは目先の戦争に使われて、人殺しの道具になる事もわかってはいるけど、そこは見ないようにしてしまう

土岐にある核融合研究所の見学をした時の事を思い出した
核融合の実験に対する抗議行動のあと、その行動に参加していた数名で行った
所長が自ら核融合の説明をしてくれて、もしこの実験が成功すれば、原発に頼らずに、どれだけの安心、安全なエネルギーをまかなえるかという話を嬉しそうにしてた
所長の純粋なロマンだと思う
ただ、見ないようにしてしまっている事もある
それらの事は、俺たちみんなにある事
みんな都合良く盲目になる
だからオッケーって事では無いんだけど

俺たちは所長に色々と質問をした
いやらしい質問ばかりだったと思う
所長の夢やロマンは否定されてしまった
所長や、研究者たちの思いを尊重しつつ、良い方向が見出せないものかと今は思う

つくずく思ったのは、政治や国家なんてのはやっぱりくだらないって事
夢やロマンを利用して、みんなを翻弄する
その原動力のほとんどは自らの保身や、策略など
純粋な夢やロマンとは思えない
それが世界を良からぬ方向へ引っ張っていく
ただ、俺がそれを攻める資格も無い
自分が良く見られる事や、自分を正当化する事ばかりを考えて生きて来たようにも思う
その一人一人のエゴイズムが傲慢でネガティブな世界を作っているのだろう
自分の事を棚に上げて、誰か個人を責め立てているうちは、平穏な世界など有り得ない

誰かの言動に対して腹が立った時、冷静になってそれを観察してみると、自分の中にも存在する同じ部分を分かりやすく見せられている事に気付く
成長するチャンスを与えられてる
俺が変わらないままに、誰かや世界を変える事など出来る訳が無い
もう争いや、議論の先に平穏な世界はあり得ないと思う
エゴがぶつかり続けるだけだ
自分が変わる事でしか、世界は変わらない




| - | comments(0) | - | 牧島竜也 |
ありがとう
 今日は夏の終わりを感じさせる涼しい1日だった
夜には祭りの練習があった
氏神様である荒城神社の祭りは9月7日
早いものでもう4回目
笛もだいぶ吹けるようになった
これから先も、当たり前のように、こうやって毎年ここでこの祭りを迎えるんだ
昨日は地元国府町の花火大会があったんだけど、俺こんなところで何やってんだろうって(別に悪い意味じゃなく)なんだか不思議な気持ちになった
あさこちゃんと初めて食事に行った日から6年(冷やし中華を食べに行った)
もう飛騨で一緒にいる時間の方が長い!
何の縁もゆかりも無いこの場所で暮らし始めたけど、いまやここにいるのが、俺にとって1番自然な事
もしかしたら縁もゆかりも無い訳じゃないのかもしれないけどね
俺の記憶に無いだけで

なんかこの文章を書いていたら、まだ4年目かって気分になってきたな
それくらいこの場所はしっくり来てるから
時間なんてのはそんなもんで、伸びたり縮んだり、あるような無いような、そんなもんだね

田畑もこっちに来て4年目
その前の鴨川にいた時を合わせれば5年目
別に何かがすごく上手になったりしたわけではないけど、今ではこの暮らしが自分にとって自然になっていて、これから先も基本的にはこんな暮らしが続いていくのだと思う

そんな中で、この夏はたくさんのお客さんがvillageに遊びに来てる
関東の友達もたくさん来てくれて、遠いのに
しかも2度目だったり、3度目だったり
しみじみ友達っていいなーなんて思った
こんな所まで会いにきてくれるんだからさ
ありがとう

ありがたいと言えば、日々の暮らし
感謝の気持ちを忘れてしまわないようにしたいものです
この場所、この家、いつもサポートしてくれる家族
俺たちの事を気にかけてくれている近所の人達
田畑の収穫物、山、川
一緒に旅を続け、いつも俺を支えてくれるあさこちゃん
いつでも俺を微笑ましい気持ちにしてくれるカミーロ
こんなにも素敵な人達や、環境に恵まれて、幸せ者です
ありがとう

必要な物事は全て与えられている
不満なんて言ってたら罰があたる

この感謝の気持ちを忘れずにいれば、いつだって俺は幸せな気持ちでいられる
この世界で何が起ころうとも









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